2022/9/12

公立高校定員発表

9/9に石川県公立高校の来年度の定員が発表されましたね。
詳しい中身はこちら(石川県教育委員会の発表資料に飛びます)
 
120名増になるそうですが、そもそも生徒が約240名増えているので
合格しやすくなるなどどいうことはありません。
 
もっと言うと
上位校の定員は変わってないわけですから
実質的に上位校は昨年よりも厳しい戦いになるかもしれません。
 
 
第2回総合模試の結果も返ってきており
塾生とは話をしながら成績表を返却しています。
その中で必ず言うことが「国語が5教科の中で一番良いときの危険性」です。
 
前回と全体の偏差値が変わらない
しかし、国語以外の4教科は偏差値ダウン、国語がぐんと偏差値が伸びているテストは要注意です。
 
そういう生徒には必ず「国語得意?」「国語夏休みにどれだ勉強した?」かを聞きます。
帰ってくる答えは「国語はあまり勉強していない」がほとんどです。
 
それなのに点数が爆伸びする理由。
それは「運」でしかありません。
 
読みやすい文、自分にマッチした内容など
国語はその時の運が大きく左右します。
 
もちろん国語の先生からすれば「そんなことはない!」と言われるかもしれません。
もちろん勉強すれば点数は伸びると思います。
しかし、不自然な点数の伸び方は説明がつきにくいと思います。
 
話は戻りますが総合偏差値が前回から変わらない、もしくは少し上がっているのに
伸びてるのは国語だけという状況。
生徒は反省しにくいという一面を持ちます。
 
結局のところ志望校の合格判定は総合偏差値なので
前回C判定だった人がそのままC判定になっているなんてことはザラに起きています。
 
かなりの危険信号なのですが
それに気づきにくい状況なのです。
 
このことに関しては授業中にも話をします。
 
今回の結果をみてどう反省・分析するか。
今後の鍵になるでしょう。